美味しくお召し上がりいただくために
松茸の風味や旨味は、採取後少しずつ落ちていきますので、採取後約1~2週間以内にお食べいただくのが良いと言われています。できるだけ美味しい松茸をお食べいただくため、商品をお受け取りになられましたら、なるべく早くお食べくださるようお願いいたします。
土瓶蒸しや松茸ご飯、天ぷら等にご利用の場合は、スライスしたり短冊にしたものを冷凍していただければ、長期間の保存も可能です。なお、1本をまるのまま冷凍されますと、解凍後に水分が流れ出し風味と旨味、そして食感までもが損なわれてしまいますので、ご注意ください。
採取者
林業研究クラブ・馬路「夢いっぱい」会は、過疎化の進む徳島県西部の山間部において、きのこの採取と栽培を通じて林業の再生を図るため、会長である久保進さんを中心に2000年4月に設立されました。
2001年には徳島県西部のきのこマップを作成するとともに、多くの人にとってきのこ狩りが身近になるよう、きのこ狩りツアーを始められました。
2005年には、松ぼっくりやパイナップルを元の姿のままで大量に炭化させることが可能な炭焼き窯の開発に成功し、放置山林再生のビジネスモデルの端緒を確立されました。
2013年からは、放置山林の再生を本格的に始められ、人工林ではなく、自然林の特性を活かしたきのこ山づくりに取り組んでいらっしゃいます。
松茸狩りについて
松茸は、条件さえ揃えば1日に7cmも成長します。したがって、松茸狩りのピークには、朝夕の二度歩くことによって、多い日には1日で3kgも採れることがあります。
松茸は、毎年決まった場所に生えます。したがって、どこに松茸が生えるのかは、家族にも教えない方がほとんどで、多くの方が夕暮れと明け方の二度、懐中電灯を手にお一人で山に入られます。久保会長も同様で、75歳のご高齢にもかかわらず、シーズン中には毎朝・毎晩、お一人で山に入られています。
危険を伴う松茸狩りは、山のことを知り尽くした地元の方への山の神様からのご褒美ということができます。
四国山地の松茸について
四国山地の松林もマツクイムシの被害が甚大です。数年前までは、標高が500mを超えるとマツクイムシは越冬できないと言われていましたが、地球温暖化の影響で、今では600mあたりまで被害が及んでいます。残された自然は限られていますが、それでも四国山地の豊かな自然は、私たちにたくさんの恵みをもたらしてくれます。
松茸は、旧盆以降の秋雨の後に気温が一気に下がると生え始めます。雨が上がって約2週間、早い年では9月上旬から中旬、遅い年だと9月中旬から下旬にかけて、最初の旬を迎えます。その後、晴天が続いて気温が上がると、その後のまとまった雨と気温の低下によって、その2週間後に第2の旬を迎えます。